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評者が自民党批判をしない訳。

 と言うタイトルで記事を書く準備は前々からあったわけだが、現在の情勢を見ると当初の内容ではあまり説得力が無くなってしまっているのが現実だ。

 様々な角度から批判され批難され続けた安倍内閣、安倍改造内閣、ひいては自民党であったが、当ブログでは一度も自民党批判を主眼とした記事を書いたことが無い。その理由は単純である。すでにやりつくされているからである。

 年金問題と言う官僚の自爆テロ、政治とカネと一般に称される閣僚の自爆テロ、度重なる強行採決等々、安倍内閣が批難される要素は枚挙に暇が無かったが、そんなものは毎日、新聞やテレビを見ればいくらでも見つけられるものであって、改めて私がわざわざ記事にするような内容では無かった。

 逆に、そう言った分かり易い不祥事が目眩ましとなって安倍内閣の実績はほとんど報じられることが無くなり、現代日本人の愛国心の無さとも相俟って安倍内閣の理念が理解されない自体に陥った。その内閣の功罪両方をバランス良く報じることで初めて国民は正しい評価が下せるのではないか。

 前述した三点について自民党に代わって釈明を述べるとしよう。

・年金問題。
 長年に渡り社保庁に巣食い続ける自治労が猛然と行った「合理化反対運動」と言うものがある。これはコンピューター導入に対する大反対、キーボードの並びをJIS規格にすると作業能率が上がり余分な作業が増えるために「あいうえお順」とする、複数の作業を同時進行させることが可能になるためコンピューターの近くに電話を置かない、50分(後に45分)作業したら15分の休憩をとる、一日のキータッチは五千タッチ程度とし多くて一万タッチとする、等々、徹底した作業能率向上反対運動であった。この「合理化反対運動」に象徴される社保庁役人の労働に対する基本的な腐敗体質を見れば、年金の記録漏れや着服横領は起こるべくして起こったと見るのが当然である。
 そしてその自治労は民主党の支援団体であり、先の参院選では自治労出身の候補が民主党から立候補、当選している。当選後のインタヴューに自治労出身議員はこう答えている。
「45分働いて15分休む。でもその15分寝ていたわけではない」
「労働者が労働環境の改善を求めて何が悪い」
 これが自治労であり、社保庁なのだ。
 無論これらの腐敗を是正出来なかった政府与党には大きな責任があることは否定出来ない。しかし当時のメディアの論調はどうか。「社保庁の腐敗体質、自治労の横暴を止められなかった自民党の責任においてこれらの年金問題が浮上した」と言う論法で報じたメディアがあっただろうか。評者はほとんど知らない。
 そもそも年金問題には制度の構造上欠陥があることは確かで、現在の互助制度では少子高齢化に対応出来るものではない。少子化問題が解決されればある程度解決可能な問題ではあるが、やはり制度の抜本的な改革によって解決されることが後の安定した年金制度の実現に繋がることになるだろう。


・政治とカネ。
 政治家の腐敗は今に始まったことではない。調べればわかるこれらの問題を見抜けなかったこと、そして問題を抱えた政治家を入閣させた任命賢者である安倍首相に最終的な責任があることは間違いは無い。
 先の小泉内閣では、閣僚人事の際、公安等の組織を使わず官邸主導、或いは官邸独断で行われた。この時に閣僚候補の身辺調査をしたのが先頃小泉前首相が福田支持に回ったことで辞任した飯島秘書官である。彼の政治的キャリアは非常に長く30年以上だった。政治家の身辺調査に必要なのは正確な情報収集と政治的な勘だ。データーだけ見て違法性、不透明性は無くとも調査対象の人物像、交友関係、関係組織等を総合的に眺め、ある違和感が無いかを確認すること、これが閣僚候補の身体検査の理想的な姿だ。この飯島秘書官の功績によって、小泉内閣では在任中に於いて一度も金周り、女関係でのスキャンダルは無かった。
 では安倍内閣ではどうか。安倍首相は小泉前首相を見習って同じ方法で閣僚人事を行った。派閥の領袖に相談することなく、閣僚候補の身辺調査も独自に行った。この身辺調査を行ったのが井上秘書官だ。あるジャーナリストによれば、「飯島秘書官の身体検査がMRI等を使って体の外部内部の隅々まで調べ、食生活まで監視し病気になる要素が無いかを調べたのに対し、井上秘書官の身体検査は精精身長と体重と胸囲と座高を測った程度だ」そうだ。その上で、井上秘書官は「大丈夫です」と太鼓判を押し、安倍首相に調査報告をしたと言うことである。
 この件に関しては安倍首相の人選ミスの側面が大きく、安倍首相の責任を問われることは避けられないが、その根本の原因がどこにあったか、どうゆう背景があったかも知らなければ正しく判断は出来ないだろう。


・度重なる強行採決。
 安倍内閣では実に17回もの強行採決が行われた。そもそも強行採決とは、与党から見れば法案成立と言う「実」を取り、野党は最後まで反対、抵抗したと言う「名」を取ると言う一種のデモンストレーション的意味合いが強かった。
 実際、強行採決が行われることが決定すると与党から野党にその旨の連絡が行き、更にマスメディアにもその情報は提供される。強行採決の通達を受けた野党は一年生議員を招集し、壇上上がる役、議長の口を押さえる役、議長を引き摺り下ろす役、大声で野次を飛ばす役等の役が配される。
 元来強行採決はデモンストレーションであり、出来レースだった。それを何故こう何度も繰り返されたのか。そこには民主党の方針決定があった。
 民主党内に於いて、参院選を睨んで与党の法案全てに対し妥協せず協力せず徹底的に反対する方針が決定された。つまり議論して結論が出ることは最初から無かったのだ。このことにより与党自民党はその議席数を用いて法案を成立させるしか選択肢が無かったと言う側面がある。



 こうした自民党の功罪の功を知らずして正しい評価は下せない。罪はメディアがやってくれる。だから評者は罪を記事にせず功を記事にするのである。


 しかしここ数日の首相辞任表明から総裁選の流れを見ていると、評者自体、民主党党首が小沢一郎でなくなったら民主党支持に回ろうかと思うほど自民党には落胆している次第なので、心中複雑である。

23:59  Posted by 空白
社会・歴史。 : comments(0) : -

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