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戦争と原爆と国防に想いを致す旅。-海上自衛隊1等海尉との会談-

 今回の旅で運が良かったのは、現役海上自衛隊1等海尉である兄と会う都合がついたことだった。兄は10月15日から19日までの間陸上訓練に出ており、評者の取れた休暇が15日から20日。21日には戻らねばならず、会うことはほぼ絶望的と考えていただけに本当に幸運であった。兄には現役自衛官としての様々な事柄についての認識を尋ねた。

・小沢一郎の主張するISAF参加の是非。
 自衛隊とは命令が無ければ何も出来ない組織であり、また命令があれば何でもやる組織である。そのため、ISAF参加の命令があればそれを拒否する立場に無い。と言うのが基本的なスタンスだった。是非も無いとはこのことである。
 また自衛隊法では、自己防衛のための反撃について細かく分類され、どのような状況で発砲が可能であるかが規定されているそうだ。これはある程度の予測で可能になるものであるらしい。
 一例を挙げると、相手が武装している状態では発砲は不可能で、武装して襲撃してきたら発砲は可能。また、相手が武器を構えて向かってきた時点で攻撃・襲撃と判断し発砲が可能になる、と言った具合だ。
 少なくともこうした反撃権については認めてもらわなければ困る、と言う認識も持っていた。
 しかしながら、過去のPKO参加について話題が及ぶと、武器を持っていれば狙われると言うが、持っていなければ狙われないと言うものでもなく、またぶっ放せば身を守れることが保証されるものでも無い、と現場レベルでの率直で冷静な見解もあった。


・北方領土、竹島、尖閣列島について。
 当然、やれと言われればその命令に従い、実力で排除する。内閣総理大臣の命令があれば、その覚悟はあるようだ。
 しかし、政府の対応については、「日本は北方領土も竹島も尖閣列島もくれてやるつもりだ」と極めて冷淡である。今までの日本政府の対応を見ればそう認識するのもむべなるかなと言ったところであろう。

・佐藤正久元自衛官の駆けつけ警護発言について。
 美談なのは間違いないが、自衛官の立場では言ってはいけないこととの認識。退官後の発言なので微妙なところ。
 また、自分がその立場だとしても同じ考えだろうとの見解も示した。


 他にも様々話したのだが、ひとまず割愛させていただく。

 総評として、自衛官に対する敬意は増したと言える。彼らは、「国を守る」と言う情熱も勿論あるのだろうが、その前に命令に従うことが前提となっている。命令があれば死ぬ可能性が極めて高い地域にも行く覚悟がある。それを拒否する意思があるのならば、国民一人一人の持つ投票権を行使して意思を表明するのみだ。
 また、洋上給油活動についてだが、同盟とはある程度曖昧にならざるを得ない部分があり、国益に資するものであるならばそれらを包括的にある程度容認する形で行えば良いと考えていたが、その考えは変化した。
 日本国憲法には最高の国権の発動である軍隊の運用について規定が無く、それに代わって自衛隊法とそれで対応出来ない部分については各特措法で自衛隊を運用しているのが現状だ。その法律を破ることを前提とした立法は今後の自衛隊の運用や自衛隊を軍隊として認知する可能性を考える上であまりに慎重さに欠けるものであり、自衛隊を縛る規則が法律しか無いのであればその法律は厳密に守られなければならない。
 そのため11月1日で期限の切れるテロ特措法のままでは現状のオペレーションに対して厳密に法律を守ることが出来ないため、評者は法改正が必要と言う立場に代わることとなった。


 最大の問題は現日本国憲法に自衛隊の運用に対する規定が無いことであり、憲法改正の必要性は更に強く感じるものである。

05:57  Posted by 空白
社会・歴史。 : comments(0) : -

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